サイディングの柄（パターン）を活かして塗装する方法とは？施工事例からメリット・デメリットまでご紹介！！

 
外装塗装工事を行うと、足場が立ち始めて、色々なお色にカラーチェンジしていくお家。
元々のお色に近いお色にて塗装されているお家もあれば、ガラッとイメージチェンジで異なるお色に大変身しているお家もありますよね◎


よーくまわりのお家を見てみると、実は外壁や屋根の素材が違っていて、陶器瓦のお家もあれば、スレート瓦のお家があったり、和風な雰囲気のお家があれば、洋風な雰囲気のお家もありますよね。
特に目に付くのが、外壁です。外壁材や好みのお色によっても異なりますが、モルタルの場合はベージュや茶系のお色、サイディングの場合は、元の色も豊富な事からブルー系や濃いお色での色分けをされているお家もあります。


中には、いまの柄（パターン）がお気に入りだから、本当は色を付けたくないな～、とお考えの方もいらっしゃいます。



そんなあなたにオススメのお色があります！！


それは、「クリア」と呼ばれる透明な塗料での塗装です(*^_^*)



 

今回は、「クリア」にて塗装を行う場合のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。 まずはメリットからご紹介していきます。
メリットとしては、透明な塗料のため外壁の柄（パターン）を活かした塗装を行う事ができる事です。サイディングの場合だと一色ではなく多色で、更にはレンガの様な柄が付いているものや、凹凸がありデザイン性のある柄のものもあります。

そういった柄をそのまま残しつつ、透明な塗料を塗ることで、実際の色は変わらずとも今より少し濃いイメージに仕上がります。ひと言で表すと、外壁の上にラップを掛けたようなイメージです。光沢が出て、色も新築時のように復活したような印象！

 
天候や時間帯によっても雰囲気は変わりますが、透明な塗料で塗装をしたお家です。

（雨戸や雨樋、バルコニー下の水切りのお色などの付帯部は濃い茶色にて塗装を行いました◎）
  良いことばかりのクリアー塗装ですが、デメリットも解説します。
デメリットとしては、その素材を活かした形になるので、劣化している箇所もあらわになるという事です。ひび割れしている箇所の補修を行っても、その補修跡も見えてしまうため、なるべく近い色にて補修は行えても、色を付けた部分と元のお色の部分なので、多少の違いは出てしまいます。

また、塗装前には高圧洗浄を行いますが、雨垂れや素材そのもの退色など、物によっては落ちない汚れや劣化があったりもします。

そのためクリアを選ばれる場合には、現在の劣化具合を確認し、仕上がりを踏まえ見極める事が必要です。職人さんの腕もそうですが、事前調査でどれだけお家の状況を確認し判断してくれているかも、大切な判断基準になります。


そして、透明のお色を選ばれる時には、壁だけでなくシーリング材の色にも注目してみてください◎

種類によっては、色々な色の中から選べるシーリング材があるので、目地に近いお色を選ぶと、より自然な仕上がりになります。

シーリング材は思ったより明るくでてしまう事もあるので、ワントーン暗めのお色を選ばれても良いかもしれません。

工事するからには、色も仕上がりも良くしたいものです(>_<)！！

「我が家は透明な塗料を使っても綺麗に仕上がりますか？？」と聞いてみたり、
「ここの劣化が気になりますが、大丈夫でしょうか？」と確認してみても良いでしょう。
  中にはこのような方もいらっしゃるかと思います。
「本当は色を付けたくないけど、ずっと放置してしまって、とてもクリア塗料は使えなそう……」
「飛び込みの営業さんにも、退色が激しくてクリア塗料は使えないって言われちゃった……」


そんな方も、あきらめないでください！
クリア塗料を使えない方は、思い切って色分けをしてみるのはいかがでしょうか？
  実は、道具を使い分け、凹凸によって色を塗り分ける方法もあるんです！

目地の雰囲気や凹凸の柄を活かせるので、自然な仕上がりになります◎
クリア塗装には出来ない色の塗り替えも出来るので、雰囲気は残しながらも、色次第でガラっとイメージチェンジも出来ますよ～。


デメリットとしては、ふつうに塗装を行うよりも塗り手間と塗料が余分に掛かることでしょうか・・・(^_^;)

その分日数も掛かってしまうので、お財布や家族とも相談を行い、納得した上で工事を行う事をオススメいたします。

クリア塗料もデザイン塗装も、今のサイディングの柄を活かした素敵な塗装方法です。
ぜひ、塗り替えで一色になることをあきらめないで、理想のお家を実現させましょう！