雨戸戸袋は塗装する必要はある？外壁塗装と一緒に塗装するとお得なの？

まず結論としては、雨戸戸袋は必ずしも塗装しなければいけないものではありません。
意外かもしれませんが、雨戸戸袋を塗装しなくても、外壁が腐ったりはしないのです。

しかし、塗装をした方が良い場合も多くあります。

いやいや、結局どっちなんですか！
という声が出そうなので、お時間を頂戴してもう少し詳しく解説します。

一言で言えば、雨戸戸袋の塗装に関する判断基準は、
外壁塗装の目的によって異なる！ということです。
  例えば外壁塗装で「見た目を良くしたい」というご希望をお持ちの方。

間違いなく雨戸戸袋も塗装をした方が良いでしょう。

なぜなら、外壁だけを塗装してしまうと、周りが新しくキレイになる分、雨戸戸袋が目立つようになってしまうからです。
特に外壁にツヤ有塗料を選ばれると、その差はプロなら一目見ただけでもわかってしまいます。

飛び込み業者さんも見ているポイントなので、せっかく外壁塗装をしたのに飛び込み業者が来て失礼なことを言われた……なんて事態になってしまうかも。

見栄えも重視される方は、ぜひ雨戸戸袋もご一緒に塗装されるのがおすすめです。
  一方、外壁塗装で「外壁の防水さえ確保できれば良い」とお考えの方。
その場合は、雨戸戸袋の塗装は不要かもしれません。

なぜなら、雨戸戸袋は基本的に「外壁の外」に付いているので、雨戸戸袋が汚れていっても、外壁材に大きな影響は出ないからです。


雨戸戸袋は枠がアルミの場合、塗り替えが必要な劣化をしていく部位は「鏡板」と言われる、雨戸戸袋の平たい面になります(写真のように凹凸のデザインの鏡板も多いです)。

もちろん鏡板自体は、ずっと塗装をしないままでいると、サビが発生して、最終的には穴が開いてしまいます。

もちろんその場合も、雨戸戸袋はもともとのつくりが取り外せるように出来ているので、鏡板だけなら意外と簡単に交換できるのです。

とはいえ、塗装の最後に「やっぱり塗りたい」となると、追加の手間がどうしても発生してしまいます。やはり塗装の有無はきちんと考えておく方が良いでしょう。

また、私個人は、見栄えも含めて、雨戸戸袋も塗装した方が良いと感じています。
  さて、実際に塗装しようと思った場合、雨戸戸袋が木製なのか、アルミとスチール製の商品なのかは確認しておいた方がよいでしょう。

木製の雨戸の場合、枠も木製の場合がほとんどですから、レールの溝以外、すべての部分を塗装する必要があります。
もちろん、木材の劣化という点で、レールの破損や腐り、鏡板の剥がれ、枠の変形なども考えた方がより良い仕上がりになるでしょう。

アルミとスチールの場合は、窓のサッシはアルミですので、基本的に変形せず塗りなおしも不要な素材です。つまり、スチールの鏡板だけをサビ予防のために塗装すれば良い、というわけです。

また、雨戸戸袋は黒・茶色・白色でまとめられていることが多く、既存の雨戸戸袋と同じお色で統一される方がほとんどです。
なぜなら、雨戸・戸袋は周辺のサッシと同じ色味で施工されている場合が多いので、自然と統一させた方が良い仕上がりになるからです。

雨戸戸袋の塗装を考える場合は、周辺サッシまで合わせて検討すると、トータルで良い施工になると思いますよ。 雨戸戸袋は、外塀塗装の目的によって塗装の必要性が異なります。

見た目を良くしたい場合は「雨戸戸袋も塗装する」
外壁の防水さえ確保できれば良い場合は「雨戸戸袋は塗装しなくてもよい」

塗装をする場合は、木製なら全部、アルミ＋スチール製なら鏡板だけを塗装する。

ご参考になりましたら幸いです。
さらに詳しく！や、実際にご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。