シーリングの劣化でサイディングが変形！？さいたま市見沼区の外壁塗装工事でシール打ち替えの手順も公開！

シーリングという言葉は、普段はなかなか耳にする言葉ではないと思います。

分かりやすく言えば、イメージはお風呂に使われるコーキングのようなもの。

サイディングとサイディングの間にも防水のための目地(シーリング)が打たれています。

というのも、サイディングは工場出荷時にプリンターのようなイメージで塗装をされるため、切り口である側面は防水処理されていないものがほとんどなのです。

すなわち、側面＝小口はセメントむき出し！どんどん水を吸収してしまいます。

よって、新築時にはシーリング材を充填し、つなぎ目の側面を塞ぐ必要があるのです。

しかし、シーリングも新築時から約5～7年が経過しますと劣化が始まり、10年を過ぎるころにはヒビ割れや、剥離が発生し、防水性が低下します。

その原因は多くの場合、シーリングに含まれる「可塑剤」という成分が、太陽光で揮発してしまうからです。

可塑剤とは、輪ゴムなどにも使用されている成分で、モノを安価に柔らかくするために使われる添加材です。

これが経年劣化で抜けきってしまうと、輪ゴムがブチっと切れてしまうように、途端に固くなってしまい、途中で断裂してしまうこともあるのです。

    サイディングは水を吸うと、崩れたり欠けてしまったり、全体が反り上がってしまうなどの劣化が発生してしまいます。
一度崩れたサイディングは、塗装をしても凹凸が残ってしまったり、パテ補修となると余計な費用が掛かってしまったり、せっかくの模様がきえてしまったりと、マイナスポイントはたくさんあっても、そのままで良いことは一つもありません。
反り上がってしまった場合は、基本的には元に戻ることはありません。交換以外で唯一方法があるとすれば、破損覚悟にビスで無理やり止める程度でしょう。   シーリングの打ち替えは、まず既存のシーリングを切り取り(カット)するところから始まります。サイディングの奥には金物が付いているので、左右に切り込みを入れて引っ張れば抜けていきます！