外壁だけじゃない!?門扉や塀もメンテナンスが必要?劣化事例や対策についてまとめました
2019年05月17日
屋根や外壁の塗装工事をしても後回しになっていたり、そもそも塗装をする箇所として視野に入っていない事もある塀。意外と劣化していて、ちょっと気になってはいるものの、そのままになっていたり、、という事はございませんか?
今回は、そんな外構のメンテナンスについてご紹介していきたいと思います。
門扉・塀のメンテナンス
では、門扉・塀の劣化やそのメンテナンスとはどういったものがあるのか見ていきましょう。
お住まいの中で最も人目につきやすい箇所、それは塀や門扉であることが多いのではないでしょうか。通りから見たお住まいの印象は屋根や外壁ももちろんですが、塀や門扉も大きく関与しています。
門扉に関してはお客様が最初に触れる箇所であることから、その家の顔であると言っても過言ではありません。
そのような門扉・塀ですが、メンテナンスという観点では意外と見落とされがちな箇所であることも多いようです。気付いた時には錆びやコケが発生!などということも少なくありません。
門扉・塀の劣化ってどんなものがあるの?
風雨や紫外線などの自然現象のリスクにさらされているのは、屋根や外壁だけでなく門扉・塀も同じです。日々受けるダメージは具体的にどのような形で劣化として現れてくるのでしょうか。
◆カビ・藻・苔の発生
雨水を受けることから汚れが付着しやすくなります。表面の防水性が切れると、雨水が留まる時間が長くなるので、カビが発生したり、藻・苔が生えてきてしまいます。
◆ひび割れ
モルタル・コンクリート製のものに関しては、耐水性が低いため塗膜の劣化による雨水の染み込みは完全には防げません。染み込んだ雨水は、凍害や暑さによる膨張により、モルタルやコンクリートにひび割れを起こさせてしまうのです。
ひび割れをそのままにしておくと、美観的な問題だけでなく倒壊の危険性も高まりますので注意が必要です。
◆エフロレッセンス
白樺現象とも呼ばれるもので、モルタル・コンクリートに発生する白い汚れのようなものです。雨水がモルタルやコンクリートの成分である可溶性物質(水酸化カルシウム)と反応し溶けだすことで表面に白く付着します。構造物そのものへの強度的な影響はありませんが、見た目の悪さが際立ってしまいます。
茶色い汚れのようなものが発生している場合、中の鉄筋が雨水に触れたことにより発生している事もあります。
ここまでに挙げたような劣化を防ぐためには門扉や塀への塗装が有効です。
塗装による塗膜が雨水の染み込みを防ぐので様々な劣化の要因を予防することができます。
門扉・塀・擁壁それぞれの素材に合わせた塗装が必要
門扉・塀・擁壁どれも使用されている建材・素材は様々だと思います。異素材の組み合わせであることも多くありますが、それぞれの素材に応じた適切な塗料(下塗り材も含む)を使用することが重要です。
また、塀や擁壁に使用されることの多いコンクリートブロックは水の染み込みやすさが特徴です。そのため通気性の良い塗料を使用しないと、逃げ場を失った水分が塗装表面の膨張や剥がれを引き起こしてしまいます。
時々目にする、塗膜が剥がれてしまっている塀は、どこからか浸入した雨水が逃げ場を失い、膨れて剥がれたという事が多いため、塀の塗装を行う際には、両面塗っていくのがオススメです。
門扉・塀の塗り替え工事でイメージチェンジも!
塗り替えの際にせっかくなのでイメージチェンジをしてみたいという方も多くいらっしゃいます。
カラーを変えることはもちろんですが、ジョリパットを使用するとその素材感を活かした魅力的な仕上がりになります。
コンクリート打ち放しの塀のお住まいも多いですが、性質上汚れ・藻・苔・カビの発生しやすさがあるため、経年により高圧洗浄での洗浄でも汚れを取りきることが難しくなってきます。
そんな時に有効なのが「コンクリート描画工法」と呼ばれるものです。古びた印象になってしまったコンクリート塀をリフレッシュさせることが可能です。
ブロック塀の塗装!その手順は?
経年劣化により古びてしまったコンクリートブロックを塗装します。
①高圧洗浄
表面の凸凹が多く汚れが付着しやすいコンクリートブロックですので、しっかりと洗浄します。コンクリート自体が削れてしまうことがないよう圧力を調整しながら洗浄を行います。
②養生
塗装作業は注意していても塗料の飛び散り・跳ねは起こり得るものです。そのため、周辺への養生を施します。
③下塗り
シーラーやフィーラーなどの下塗り用の塗料を塗っていきます。これらはこの後に塗布していく塗料をしっかりと定着させる作用があるため、十分に染み込ませるように塗布します。
④中塗り(1回目の仕上塗り)
下塗りが十分に乾燥したのちにその上から中塗りを行います。通気性の良い塗料を使用し、塗装後の剥がれや膨張を防ぎます。ブロックの目地部分にもしっかりと塗り込んでいきます。
⑤上塗り(2回目の仕上塗り)
中塗りと同じ仕上げの塗料で塗布します。塗膜をさらに強固なものへとし、きれいに色をつけて最終的な仕上塗りを行います。
⑥点検・確認
養生を外したうえで全体の点検から細かい部分の点検までを行います。仕上がりの確認をお客様と一緒にすることで、納得のいく仕上がりを目指します。
ブロック塀については、耐震性も確認しておきましょう→
いかがでしたか?
素材によっても施工方法は異なるので、正しい施工で、綺麗に長く保てるようにしたいですね。
類似のブログはコチラになります
2020年02月09日
外壁塗装業界って下請けばかり?下請け工事の成功失敗のポイント
外壁塗装を検討していくと、職人さんは必ずぶつかる疑問でしょう。下請けが多い業界って聞くけど、実際はどうなの?と心配な方も多いはず。今回は悪いイメージが付きまとう「下請け」について解説します。
続きはこちら2020年02月06日
外壁塗装のお見積もりってどれくらい時間がかかる?忙しいあなたの見積もり術
外壁塗装工事を検討しようと思ったら、最初に待っているのがお見積もりです。見積もりってどれくらいの時間がかかるの?という疑問に本コラムでお答えします。
続きはこちら
さいたま市西区 / さいたま市北区 / さいたま市大宮区 / さいたま市見沼区 / さいたま市中央区 / さいたま市桜区 / さいたま市浦和区 / さいたま市南区 / さいたま市緑区 / さいたま市岩槻区川越市 / 入間市 / ふじみ野市 / 富士見市 / 日高市 / 鶴ヶ島市 / 所沢市 / 加須市 / 東松山市 / 春日部市 / 狭山市 / 羽生市 / 鴻巣市 / 上尾市 / 北本市 / 久喜市 / 桶川市 / 蕨市 / 川口市 / 草加市 / 越谷市 / 白岡市 / 熊谷市 / 幸手市 / 坂戸市 / 蓮田市 / 三郷市 / 八潮市 / 朝霞市 / 和光市 / 新座市 / 志木市 / 戸田市 / 行田市 / 羽生市 / 三芳町 / 植竹町 / 大成町 / 上加 / 櫛引町 / 今羽町 / 土呂町 / 奈良町 / 日進町 / 東大成町 / 別所町 / 本郷町 / 盆栽町 / 見沼 / 宮原町 / 吉野町 / 寄居町 / 宮代町 / 杉戸町 / 松伏町 / 伊奈町