フッ素塗料の特徴は高耐久？耐用年数からメーカー別人気フッ素塗料まで徹底解説！

①高耐久性と耐候性
フッ素塗料の一番の特徴は耐久性や耐候性の高いことです。
フッ素樹脂は外壁に塗料が密着する密着性を持っていて、長期間雨にさらされても隙間を作らずしっかりとお家を守ります。
そして紫外線や雨水の刺激に強い耐候性にも優れています。紫外線によるダメージを受けにくくするため、耐用年数はシリコン塗料の1,5倍の10年から15年ほどです。

②親水性が高い
塗装した箇所に汚れがついても、汚れと塗膜の隙間に雨水が入り込み汚れを洗い流す効果があります。
フッ素塗料は親水性（水にぬれやすく密着しやすい）が高いため、きれいな状態が保てるのです。

③防カビ・防藻性
藻やカビが発生しにくい性質を持っています。藻やカビは見た目も悪く広がってしまう事も多いです。
日当たりの悪い北側などは特にうれしい効果です。

④耐薬品性
最近では酸性雨も問題になっています。その酸性雨にも対応している耐薬品性にも優れています。
 
フッ素塗料メリット
●耐用年数が長い
フッ素塗料は他の塗料に比べ最も高い耐用年数です。
耐用年数が高いという事は塗り替えの期間も長くなります。
メンテナンスコストの削減が可能になり、ランニングコストがかかりにくいのです。
そして他の新しく販売された光触媒塗料や無機塗料よりも実績もあり、信頼性もある塗料です。

●光沢のある仕上がりが美しい
フッ素塗料は耐摩擦性に優れていて長期間にわたり光沢を保つことができます。
光に反射しキラキラと輝く外観はまるで新築のようです！

フッ素塗料デメリット
●価格が高い
フッ素塗料の最大のデメリットは価格が高いところです。
耐用年数も一般的なシリコン塗料に比べ1.5倍長いですが価格も1.5倍高くなります。
また気を付けなければならないことが屋根と外壁一緒に塗装しても屋根の方が雨風の影響を受けるので劣化が早くなります。
そうすると外壁はその分早く塗装することになり数年分無駄になってしまう可能性があります。
そして屋根だけでなくフッ素塗料が長持ちしても目地のシーリングの劣化は10年ほどで補修しなくてはなりません。フッ素塗料を使用する際はお家全体の耐用念巣も考慮する必要があります！


●フッ素塗料で一度塗装するとそのあともフッ素塗料になってしまう。
フッ素塗料の高い防汚性の効果があるので他の塗料の密着性では足りません。
フッ素塗料は密着性が高いこともと特徴の一つで、二度目の塗り替えもフッ素塗料で行う必要があります。

●艶が抑えられない
光沢感が好きな方にはお勧めですが、安っぽく見えたりする理由で苦手な方も多いでしょう。
この艶を抑えることができないので、調整剤を入れても3分艶が限界です。
艶消しが良い方は採用しない方がいいでしょう。
艶には汚れを弾く効果や外壁の汚れが付きにくいなど機能面も含め比較するといいかもしれません。
 
フッ素塗料は少ししかフッ素を含んでいない為価格も安い質の悪いフッ素塗料があります。
そこに目を付けた悪徳業者がそんな質の悪いフッ素塗料を使い、耐用年数の説明をしてグレードが低いと朗でとそうされるケースもあります。
高耐久だからという話に騙されてはいけません。
塗料の質の見極めはとても大変です。
きちんとした大手の塗料メーカーや実績のある塗料を使うという事が大事で、悪徳業者は自社開発の塗料を進めるでしょう。
オリジナル塗料の中にも実績があり、信頼出きるものもありますが、曖昧な実績や怪しいものは使わないようにしましょう。
また、悪徳業者の特徴としてホームページが存在しなかったり、資格がなかったりする業者さんには注意しましょう。
日本ペイント
ファイン4ｆセラミック

ファイン4ｆセラミックはフッ素塗料の中でも多く使われる塗料です。
品質が高く、外壁の美しさを保ち耐候性・耐熱に優れています。

関西ペイント
セラMフッ素

セラMフッ素は高耐候低汚染方セラミック変形ターペン可溶フッ素樹脂塗料で、上塗り材に使われます。
耐久性・耐候性・低汚染性に優れています。
また安全性が高く、鉛・クロムが配合されていません。匂いも少なく幅広く対応可能です。

エスケー化研
クリーンマイルドフッ素

フリーンマイルドフッ素は旧塗膜の種類を問わず使用できる塗料です。
汚れが付きにくく高耐久なのはもちろんのこと防カビ・防藻性に優れている為、長期美観を保つことができます。
弱溶解なため匂いが少なく私たちにもうれしい塗料です。
 
●お家の寿命が20年以上の方
●家の住み替えを考えていない方
●今回の予算・次回の予算が確保されている方
●耐久性重視で長期間美しさを維持したい方
こんな方はフッ素塗料を選択しの一つに加えてみてはいかがですか？？

フッ素塗料は高耐久で高価格、高級な塗料です。
しかし、きちんとした業者に依頼しないとフッ素の力が発揮されず損する可能性も…
なので信頼できる業者選びが大切です。
そしてフッ素塗料で塗装するうえで覚えていてほしいのが老朽化しているお家の進行を止める力はありません。
お家の寿命が残り7年だった場合、フッ素塗料で塗装したとしてもあと10年近く無駄にしてしまいます。
フッ素塗料だけでなく塗装工事には老朽化を止める力はないので、お家の寿命を考え総塗装回数の計算をするといいでしょう。
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