トタン屋根の雨音がうるさい方へ!金属屋根の雨音対策5選【決定版】
2019年06月29日
激しい雨でうるさいトタン屋根!金属屋根の中でもトタン屋根は雨音が振動しやすいといわれています。今回はトタン屋根の雨音を軽減する方法をプロが伝授!決定版です。
対策1.スレート瓦やセメント瓦など、もっと厚みのある屋根材に葺き替える
対策2.防音材が付いた金属屋根でカバー工法をしてみる
対策3.断熱塗料で有名 実は防音効果のある塗料「ガイナ」で塗装
対策4.屋根に直接張り付け!雨音防止防振材で雨音吸収
対策5.内側から対策!屋根裏に吸音断熱材を設置
屋根の雨音がうるさい!対策の記事のまとめ
トタン屋根の雨音がうるさい理由は「厚み」と「素材」

ガリバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根。
雨が降ると雨音がうるさいとお悩みの方も多いはず。
金属屋根は地震にも強く耐用年数が長い反面、想像以上に薄い素材で、屋根にあたる雨音が反響しやすいのが難点です。
そのうるささは、ポツポツやピチョンといった音ではなく、金属の球でもぶつけているのかと思うほどの音が出る場合もあり、寝ていた赤ちゃんが泣きだしてしまうくらいの大きさです。
特に昔のトタン屋根は成分に亜鉛が含まれていて、亜鉛は熱伝導率や音の伝導率が高いので、音が反響しやすい特性があります。
つまり、トタン屋根がうるさいのは、使われている金属の厚みと、素材の種類によって雨の反響音へ繋がっていたのです。
では、どんな対策が出来るでしょうか?
対策1.スレート瓦やセメント瓦など、もっと厚みのある屋根材に葺き替える
その点、陶器瓦やセメント瓦などの分厚い瓦は、最も雨音が静かな屋根材といえます。
しかし陶器瓦などは瓦に厚みがある分、もちろん重量も重たくなります。
つまり、地震対策としてはあまりオススメできない瓦なんです。
そこで、石粒の吹き付けられたアスファルトシングル屋根材や、厚みが5~6㎜のスレート瓦がオススメです。
屋根の雨音対策としては重すぎず、陶器瓦と比べれば価格も手ごろです。
デメリットとしては、金属屋根に比べて耐久年数が短いこと。
とはいえ定期的なメンテナンスが必要なことはトタン屋根も変わりません。
メンテナンスの手間は変わらず、頭を悩ます雨音が減るのであれば、嬉しいですよね。
いや、それでも薄い素材では少し不安……という方、朗報です!
最近は「ROOGA」などの薄型セメント瓦も登場し、選択肢が広がっているのです!
見た目は陶器瓦より優雅に、重さは陶器瓦の約1/2という軽さが何よりのメリット。
耐用年数も30年以上経っても色味の変化が目立たず、優秀な屋根材です。
雨音対策もしたいし、何より瓦の風合いが好き!という方は、薄型セメント瓦を使用してみてはいかがでしょうか。
対策2.防音材が付いた金属屋根でカバー工法をしてみる
一番の目的の屋根の雨音対策、そして屋根材の軽量化と地震対策のことも考えると、
私のオススメはトタン屋根からガリバリウム鋼板への葺き替え工事です。
中でも「スーパーガルテクト」のように、屋根材の裏にウレタンフォームなどの防音材が付いているタイプの屋根材は大変おススメです。
ガリバリウム鋼板は金属の一種で、サビに強く、トタン屋根に多い亜鉛メッキ鋼板と比較すると、約4倍の防錆性能があります。
耐久年数は20~30年!非常に長持ちする金属屋根なのです。
何より、重さも陶器瓦の約1/12の軽さですから、地震対策としても全く問題ありません。
スーパーガルテクトはその軽さから、大掛かりな解体無しで、これまでの屋根材の上に新しい屋根を取り付ける「カバー工法」を行うことが出来ます。
カバー工法(重ね葺き)であれば、もともとの屋根の撤去が必要ないので費用も安く、工期も短くなります。
防音対策としても有効で、この重ね葺き工法では、元のトタン屋根の上に防音材付きの屋根が乗るので、音の反響を防音材が吸収し、ハッキリとした防音効果が期待できます。
屋根を交換して修繕したい!という方は、ぜひ「スーパーガルテクト」のような、防音材が一体となっている屋根材でのカバー工法をおススメいたします。
対策3.断熱塗料で有名 実は防音効果のある塗料「ガイナ」で塗装

断熱塗料のパイオニアとして有名な「ガイナ」という塗料があります。
これは宇宙開発機構JAXAの技術を応用して開発されたセラミック塗料で、実は断熱効果に加えて、非常に優秀な防音効果もあるのです。
GAINAの塗装面にはセラミックビーズが何層にも隙間なく並び、目には見えないほどの小さな凹凸ができ、塗膜の表面積が大きくなります。
表面積が大きいほど音を効率よく反射することができるので、内部への音の侵入を抑えてくれる、という理論です。
また、このセラミックビーズの中のセラミックと空気の層には、音の振動を吸収する効果(制振効果)もあり、かなりの防音効果が期待できる塗料とされています。
実験結果ではガイナを塗装することによって、音の振動の減衰が4倍速くなったという結果もあります。
実際にガイナを販売している日進産業さんでは、研修室内の壁にもガイナを塗っています。
建物のすぐ裏は新幹線が通っているのですが、ガイナを塗っていることで、普通の声で話が出来てしまうほどの防音効果がありました。
トタン屋根は音の対策だけでなく、サビを防ぐ意味でも、定期的に屋根塗装の塗替えを行う必要があります。
屋根の塗り替えを行う際にガイナなどの防音効果の高い塗料を塗ることで、いつものメンテナンスを一歩グレードアップさせて、快適な毎日を手に入れちゃいましょう!
対策4.屋根に直接張り付け!雨音防止防振材で雨音吸収
サウンドプルーフなどの商品が有名で、屋根に直接粘着シートで張り付けられて、優秀な制振効果があります。
軽くて柔らかいPET不織布やガラス繊維なので、施工・加工も簡単で、接着後の折り曲げ加工も出来ちゃうほどです!
金属屋根、ポリカ屋根、波板など、お手軽に幅広い屋根の雨音対策をしたい方におススメです。
対策5.内側から対策!屋根裏に吸音断熱材を設置
屋根裏に吸音断熱材を入れることで、これまでの屋根はそのままに、屋根裏で音を吸収しましす。
防音効果も高く、工事は最短1日で行えるので、負担も少なくコストパフォーマンスも良し!
さらに、吸音断熱材を設置すれば、音だけでなく、その名の通り「断熱」性能も高まります。
夏は屋根の温度をシャットアウトし、冬は室内の温度を外に逃がさないので、お部屋を快適に保つことが出来ます!
石材を使用した「ロックウール」、ガラス繊維の「グラスウール」などが有名で、他には古新聞紙を使用した「セルロースファイバー」などもあります。
グラスウールなどはお手軽に施工が出来るメリットがあり、既に新築時に使用されているお家も多いです。
セルロースファイバーは屋根に吹きこんで施工するので、隙間なく防音・断熱が出来ることがポイント。
グラスウールよりも防音性能も高く、何より身体にやさしい素材ですので、シックハウスなどが気になる方にもおススメできる商品です。
室内から作業をするので、外の工事では足場がないと施工できない屋根の方や、2階3階の暑さが気になる方にもおススメの方法です!
屋根の雨音がうるさい!対策の記事のまとめ
お家に合わせて最も効果的で、何よりコストパフォーマンスが高い方法を選ぶのがお勧めですよ~。
最後に余談になりますが、先日の雨の日、車の中にいたら急に雨が激しくなってきて、まさにたたきつけるような雨。
激しい雨音ってのは人を不安にさせるものですね。車の屋根にもガイナを塗りたくなりました(笑)
トタン屋根の防音、雨漏り、その他のメンテナンスなど、ご自宅の屋根のちょっとした心配事がありましたら、お気軽にご相談ください。
私たちi-sumu塗装は、インスペクション技術を生かして、いろいろなご提案させていただきます!
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