鉄骨ベランダの点検っていつにするのがベスト！？手遅れになる前に業者に依頼する理由とは？

戸建て住宅や集合住宅に設置されているベランダ。建物の2階以上のフロアに設けられた、屋根や庇がついている、屋外に突き出したスペースのことを言います。暮らしの中の癒しのイメージとはうらはらに、台風の時は強い雨と風が吹き込み、夏の強い日差しと紫外線を受け、なかなか過酷な状況に置かれています。

  ハラハラ・ドキドキのベランダになってしまう原因は、突き詰めると「水」です。防水がはがれ、ひび割れから雨漏りし、鉄骨が錆びて弱くなり、いずれはガタッと・・・という流れです。
そこで、まずは雨漏りのもととなる、「ベランダの防水の劣化」「ひび割れ」に着目しましょう。そういえばあそこにと、お心当たりはありますか？また、手すりの塗料の剥げやさびについても確認しましょう。手すりが錆びて腐食してしまっては危険です。既に雨漏りしているという方は、早急に業者に連絡を取り相談しましょう。日々の生活の中で、忘れてしまいがちな方は、専門家よる屋根や外壁の定期点検の中にベランダも含めていただくことをお勧めします。

  ベランダの防水が大切ということをお伝えしたところで、代表的な工法を紹介します。ベランダなどで施されている防水構造を大きくわけると次の2種類です。
１：塗料で防水層を作るもの…ウレタン防水工法、FRP防水工法
２：シートを使って防水層を作るもの…シート防水工法、アスファルト防水工法
戸建て住宅のベランダでは、FRP防水とウレタン防水がよく使われています。この2工法を費用面で比べると、ウレタン防水の方がFRP防水よりも平均で安く仕上がります。工期はFRP防水の方が短く、耐久性もFRP防水の方があります。


それぞれの工法の特徴については「コラム：ベランダ防水っていつにするのがベスト！？手遅れにならずにお得に処置する方法とは？」にて詳しく書きましたので、興味のある方はあわせてご覧下さい。

  コンクリート内部のひび割れを通る雨漏りの場合、入り口をふさいでも、第2の経路をたどって雨漏りは起こります。専門技術のある業者がサーモグラフィなどの機材を利用しながら経路を把握することで、より確実に防ぐことができます。専門技術がある業者に依頼すると、現状ではどの防水工法を使っているか特定することもできますし、建物に合わせた防水方法の提案をしてもらうことができます。普段の生活の中では気が付きにくいところや、絶対押さえておきたいポイントなどもチェックしてくれるでしょう。

  ベランダの腐食が進んでしまった場合、どのようになるか想像してみましょう。ひび割れや防水層の隙間から、下の階への雨漏りが考えられます。ベランダを支える鉄骨の柱の腐食が起こっていると、ベランダを使うこと自体が危険です。またそのレベルになると、ベランダの床材の劣化もかなり進んでいることでしょう。そうなると、ベランダを再設置するような大規模工事が必要になってきます。ベランダ周辺の外壁材をはがしたりなど、ベランダとつながっている部分も工事することになるでしょう。解体などの費用が発生すると、防水工事の5～10倍近い費用になってしまうかもしれません。

  冒頭でイメージした素敵なベランダライフ。いつまでも安心して気持ちよく楽しみたいですね。不具合が出てから慌てないためにも、気持ちに余裕があるうちに情報集めをしておくとよいですね。信頼できる業者を見つけておくと、いざというときに相談でき、心強いものです。定期点検などを通して、コミュニケーションの取りやすい業者を探しておくとよいでしょう。

私たちi-sumu塗装は、専門スタッフが多く在籍しており、点検から必要最低限の補修まで、ご要望に応じて対応させて頂いております。お悩みやご相談ごとお気軽にお問合せください。

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